2021年最新のiPhoneのウィルス対策を紹介いたします。
iPhoneはウイルスに感染しないと言われれている理由
・iPhoneが安全な作りになっているから
iPhoneがウィルスに感染しないのは、App Storeでしかアプリがダウンロードできないからです。iPhoneの中で情報を操作したり悪さができるのは、アプリだけです。
アプリの中にウィルスが入っていなければiPhoneはウィルスに感染することはないのです。
iPhoneがウイルスに感染してるか調べる方法
パソコンの場合にはウィルスバスターなどのウィルス対策ソフトを導入することでウィルススキャンでウィルスを見つけることができます。
しかし、iPhoneにはApp Storeでウィルスをスキャンするソフトの販売が認められていないため、ウィルスに感染しているかを調べる方法はありません。
最近のセキュリティ事例
最近のiPhoneのセキュリティ事例を紹介します。
iPhoneのカレンダーに身に覚えのないイベントがある場合
iPhoneのカレンダーに身に覚えのないイベントがある
iPhoneに身に覚えのないカレンダーの通知が表示される。
iPhoneのカレンダーに身に覚えのないカレンダーやイベントが登録されている。
イベントのタイトルには「ウイルスに感染している可能性があります」、「あなたのiPhoneは保護されていません!」などと記載されている
イベントにはURLが記載されている。記載されたURLをクリックするとサイトに誘導されます。
被害
アクセスしたサイト経由で、不審なセキュリティ対策アプリ等のインストールへ誘導される可能性がある。
アクセスしたサイトで、メールアドレス、電話番号、クレジットカード情報などの個人情報を入力すると、情報を詐取される可能性がある。
手口
この手口はiCloudカレンダーの「共有機能」や、「出席依頼機能」を悪用していると考えられます
原因
自分のiCloudメールアドレスが何らかの方法で知られ、そのアドレスを共有先として設定されると、不審なカレンダーやイベントが自分のiPhoneに登録される可能性があります。
対応
身に覚えのないイベントの参加依頼がきた場合は、「削除してスパムを報告」の操作を行ってください。
身に覚えのない共有カレンダーがある場合は、「カレンダーを削除」の操作を行ってください。
身に覚えのない共有カレンダーの参加依頼がきた場合は、「削除してスパムを報告」の操作を行ってください。
参考:IPA
iPhoneがウイルス感染したと表示された場合
iPhoneでインターネットを見ている時に、突然「必ず対策を行ってください」「Apple iPhoneがウィルスに感染したので早急に対策が必要です」などを画面が表示される場合があります。
画面表示例
「警告!iphoneがウイルスに感染しているので、早急の対応が必要です。○○○を修復するために、続行して指示に従ってください。このウィンドウは閉じないでください。**閉じる場合、責任は自己負担となります**」
「あなたのiPhoneは、重度のウイルスによって破損しています!」
「iPhoneでウイルスが個検出されました お使いの○○○のウイルス感染が検出されました。対応策をとらないと、SIMカード、写真、および連絡先がまもなく破損します。」
「デバイスが感染しており、サイバー攻撃やデータ窃盗の被害を受けやすくなっています!」
「お使いのiPhoneで○個のウイルスが検出されており、バッテリーが感染しダメージを受けている可能性があります。」
「誰かがあなたがブラウズするものを見ています!あなたのISP、政府、あるいは他の個人があなたの本当のIPアドレスを使ってあなたがオンラインでしていることを追跡することができます –[IPアドレス]」
参考:IPA
絶対にクリックをしないように
その場合、「ウィルスを除去」「OKを押してください」「ダウンロードとインスール」とクリックを誘導する場合があります。
偽のセキュリティ警告が表示された場合は、基本的にはウィルス感染を装ったフィッシングサイトや有料アプリのインストールを誘導されます。
ブラウザのタブを閉じる、または、ブラウザを終了し閲覧履歴を削除することで対処できます。
SMSで偽の不在通知を送る
「お客様宛にお荷物のお届けにあがりましたが、不在のため持ち帰りました。以下よりご確認ください」という偽の不在通知が送られてくる場合があります。
iPhoneで偽SMSに記載のURLへアクセスすると、不審な構成プロファイルのインストールに誘導される場合があります。構成プロファイルをインストールしてしまった場合、Apple IDのアカウント情報を入力させるフィッシングサイトに誘導されます。
構成プロファイルとは 、iPhoneの各種設定を自動で行うためのファイルです。
対処方法
・構成プロファイルのインストール画面が表示された場合は、「無視」または「キャンセル」をタップして画面を閉じてください。構成プロファイルをインストールしていなければ、被害につながることはありません。
・構成プロファイルをインストールしてしまった場合は、外部への情報送信の可能性を考慮し安全を期するため、すぐにスマートフォンを機内モード(Wi-FiもOFF)にした後、端末を初期化しましょう。
初期化の操作方法はお使いのスマートフォンを契約している携帯電話会社などにお問い合わせください。初期化後、念のため、Apple ID、キャリアのアカウント、スマートフォンで利用しているSNSなどのサービスのアカウントの不正使用がないかなどを確認し、パスワード変更を実施してください。
・初期化後にデータを復元させる際に、バックアップデータを利用する場合は、構成プロファイルが汚染された状態のため、不審なプロファイルをインストールしてしまった後のバックアップデータを使用しないでください。
・フィッシングサイトにApple IDとパスワードを入力してしまった場合は、悪用される可能性が高いため、速やかにパスワードを変更してください。
参考:IPA
iPhoneのウィルス対策
iPhoneは脱獄をしない限りは、ウィルスに感染する可能性は低いです。
脱獄とは、変更の制限を取り除くことで、自由にiPhoneの中身を変更することです。
マイニングウィルス
iPhoneはマイニングウィルスにも感染する可能性は低いです。
マイニングウィルスとは暗号資産(仮想通貨)の他人のパソコンやスマホに入り込み、暗号資産のマイニングをするウィルスです。
iPhoneの予防はWebサイト対策
もし、万が一ウィルスに感染するとすれば、Webサイト経由になりますので、Webサイトフィルターなどの機能があるウィルス対策アプリをいれておけば安心です。
iPhoneのウイルス感染の事例
iPhoneのウイルス感染は脱獄されたiPhoneで見つかっています。
iPhoneがウイルス感染したらどうしたらいいか
iPhoneは基本的にはウィルスに感染しません。もし今後新種のウィルスに感染した場合には、現在ウィルスの駆除ツールがないため、新しい対処法を調べる必要があります。
現時点で効果的だと思われる方法を紹介します。
ウィルスに感染した場合はアプリを削除
iPhoneの場合にiPhone内を操作できるのはアプリしかいません。基本的には安全なアプリしかインストールできないのですが、もしウィルスが含まれたアプリがインストールされた場合は、ウィルスが含まれたアプリを削除することで危険性を減らすことができます。
ウィルスに感染した場合はiPhoneを初期化
iPhoneを工場出荷状態に初期化するのも効果的ですが、バックアップで復旧した場合に、バックアップの中にウィルスの含まれたアプリが残っている場合には意味がありません。